マオズレポート 2005年2月



PLO新議長、マフムード・アッバス

(アリ&シーラ・ソーコラム)


パレスチナ人選挙でだれが当選するか、選挙が行われる前に人々はすでに知っていました。そして、実際にマフムード・アッバスに反対者はなく、彼はアラファトのものと同じ政治方針をとりました。

   1、ユダヤ、サマリア、ガザ、およびゴラン高原からイスラエルの完全な撤退を

     要求する。

   2、エルサレム以外の都が彼の新しいイスラム教国家の首都にならないと誓う

     こと。

アラファトのように、アッバスはユダヤ人国家の崩壊という明確な意識を持っています。そして、彼は何百万人ものパレスチナ人にイスラエルの町への「帰還の権利」を要求することを支持者に約束しました。また、イラン人の政治家やヒズボラの口からよく聞かれる用語、「シオニストの敵」からテロリストを保護することも約束しました。 選挙後、彼の勝利演説でアッバスは、「私たちパレスチナ人は、この勝利を私たちの兄弟と、殉教者ヤセル・アラファトにささげます・・・小規模のジハード(聖戦)は終わり、大きなジハードが始まりました。」と述べました。

アッバスはテロ(その特定の単語を使用しないで)とロケット攻撃に反対してはっきりと話しましたが、彼の政治上の戦略は、テロリストリーダーを英雄とし、称賛しながら彼らと肩を並べて選挙運動することを含んでいました。 また、アッバスは、イスラエルへの攻撃を終わらせるのに彼のパレスチナ警察とファタハの民兵を動員することを公に反対しました。 (エルサレムポスト‘05年1月10日)



世界の好意を得るためにアラファトが用いた計画

アラファトが世界のリーダーになるように努めた40年間、彼は、イスラエルをイスラム教のアラブ国家に取り替えるためにも力を注ぎました。 アラファトが世界の指導者をだました方法は、暴力に対抗することであると公に宣言したにもかかわらず、それを阻止するにあたっては何もしなかったというものでした。 また、アラファトは常に、西側諸国が財政上自分を支援し続けない限り、テリロズムを阻止するには自分はあまりにも弱すぎると主張していました。時間がたつにつれて、アラファトは、世界のほとんどの国々から賞賛されるようになり、イスラム教徒の「英雄」になりました。

イスラエルの恐怖はアッバスが、アラファトがしたと同じようにパレスチナ人を指導し続けるということです。これは、アッバスが支持を受けて選出されたリーダーとして何ら変更を行わないことを意味し、同時に、彼が本当にイスラエルとともに平穏に暮らしたがっていると世界に納得させるよう力を尽くすでしょう。また、最近のパレスチナのリーダーとしてのアッバスの当選以前でさえ、彼のファタハテロリスト党、アルアクサ殉教団は彼らのリーダー(アッバス)が選挙に勝った後も自爆攻撃を続けると誓っていました。「私たち(パレスチナ人)はパレスチナ人領土からイスラエルが完全に撤退し、和平プロセスにおける進展を見た後、攻撃をやめます。そして、まず初めに、イスラエルは私たちの町々から撤退しなければなりません。次に、すべての囚人を釈放し、すべての入植地を取り壊し、すべてのパレスチナ人の要求を受け入れなければならない。」(同誌、下線は編集者による)残念ながら、世界の多くの導者が、選出されたパレスチナ人リーダーがイスラエルとの完全な平和に達するように自動的に最善を尽くすと信じているように見えます。 エルサレムポスト新聞のジャーナリスト、ヨセフ・ゴエル氏は次のようにコメントしました。「残念なことに、(前述の)仮定を支持するどんな証拠を示すわずかなしるしもありません。」(同誌)

また、「本当に民主的な選挙が今日エジプトとヨルダンになされるなら、独裁的指導者(ムバラクとハシミテ政権)の両方は取り替えられるでしょう。」と、ジャーナリスト、ゴエル氏は述べました。 しかし、彼は、この2人の世俗的な独裁者は、エジプトとヨルダンの主なるイスラム原理主義よりも親西洋派であり寛容である、とも述べています。 両首脳はイスラエルと平和条約を結びました・・・言うまでもなく、時宜にかなった米国の圧力のもとで。」

しかしながら、もし、エジプトのムバラクとヨルダンのハシミテ政権がどうにかして投票で退けられたなら、世論調査によれば、これらの世界の国々の人々がイスラエルとの平和条約を破棄すると誓うリーダーを選ぶでしょう。(同誌) イランでさえ「民主的な選挙」があるにもかかわらず、その国はイスラム教の宗教指導者(ムッラー)の「民主的な独裁」のもとにあることは、特筆すべき事柄です。



イスラエル軍幹部、様々な可能性を検討

イスラエル国防軍(IDF)は、パレスチナ人との関係で起こる様々な可能性を調べるためにいつも警戒していなければなりません。 ここにいくつか、現在の軍の見解をあげます。(ジャーナリスト、アリエー・オサリヴァンによる解説)

1、マフムード・アッバスはたぶんアラファトが持っていた「同じ政策を保持」するでしょう。これは、彼がイスラエルに関して根本的政策を変えないということを意味します。

2、いくつかのテロリスト集団は、アラファトの死後とパレスチナの選挙の前には静まっていましたが、イスラエルの防衛軍は、この堕落した社会では、テロの報酬が日常当たり前のことになっていると信じています(自爆テロ犯は、恐ろしい活動をすでに再開しています。)


3、イスラエルの警備機関は、パレスチナ人テロリスト集団への経済、兵器の流入、および専門家から戦い方についての指示が増加していることを観測しています。

4、イスラエルの政府は、テロリスト集団の武装解除が和平会談を再開するための基本的な条件であると述べますが、この要求は現実的な可能性というよりむしろ「願い」であるだけかもしれません。

5、アッバスはイスラエルの武装解除の要求に同意しそうにはありません。なぜなら、ヒズボラテロリスト組織(イラン、シリア、およびレバノンによって支持される)が一番起きてほしくない事態は、イスラエル・パレスチナの闘争が終わることだからです。というのも、それはその領域から彼らの存在と政権を事実上取り除くことになるからです。

6、イスラエルと並んで平和主義のパレスチナ国家を発展させるのをほぼ不可能にするいくつかの理由は以下の通りです。 ? パレスチナ自治政府組織の政治腐敗。? パレスチナ人文化における教育制度と公のメディアが、中東全体はイスラム教であるべきだと求める神学を教えることによってイスラエルへの根強い憎しみをつくったという事実。 この神学はイスラエルとイスラエルの西洋の同盟国に対する憎しみや暴力と同様に、パレスチナにおいても無政府状態と暴力へと誘導していきました。




真の民主主義でない「民主主義」はいつ?


イスラエルの大臣、ネータン・シャランスキー氏は、パレスチナ人選挙は監視され、不正行為はなかったと論評しつつ、「しかしながら、選挙は『真の民主主義』ではありませんでした。なぜなら、自由投票は市民が恐怖に怯えずに暮らす自由な社会でのみありえることだからです。」と述べました。(同誌。下線は編集者による)また、アッバスの当選ゆえにパレスチナで民主主義が確立されたと世界はだまされてしまうのではないかとシャランスキー氏は恐れています。そして、全イスラエルがしなければならないであろうことは、独立をパレスチナにゆずることです。「それが私たちがすることであるなら、私たちはイスラエルが独立を民主国家にではなく、テロ国家に与えたことになるでしょう。」と述べました。(同誌)




前向きな励み

それでも、私たちは、このパレスチナ人選挙が全アラブ世界で初の、わずかばかりではあっても自由選挙だったことを覚えていなければなりません。(現在、イラク選挙もそれにならおうとして います!)また、すべてのパレスチナ人が選挙を望んでおり、有権者や政治家に対して暴力なしでそれを維持したという事実は、1967年以来、パレスチナ人がイスラエルの民主主義に触れてきたという事実に帰するかもしれないと言って差し支えないでしょう。真相は、 多くのパレスチナ人が最近の選挙に関してかなり誇りに思っています。「私は、アラブ世界が私たちの経験から利益を得ることができると信じています。」とある有権者は述べました。(下線は編集者による)

もう一つ励みとなることは、パレスチナ人は継続する無政府主義に疲れきっており、自分たちの民族の間で無法状態、殺人や強盗の増加を経験しています。 したがって、彼らはイスラエルに対して継続的な暴力(と、その結果)にたいしてそんなに多くの情熱を示してはいません。

また、多くのパレスチナ人は、インティファダは彼らの生活水準を急激に落ち込ませたということ以外は何もしていないと結論を下しました。そして、パレスチナ人の数の増加は、イスラエルへのカッサムロケットか他の攻撃に着手する場所として彼らの家や土地を使用するのを止めるように大胆に呼びかけています。

私たちは過度に楽観的であるべきではありませんが、もしかしたら、一般的なアラブ人の間でかなり強い運動がおこることによって、彼らのパレスチナ人指導者マフムード・アッバスを説得させ、平和にチャンスを与えるようになるかもしれません。




聖書に出てくるような人災

(アヴナー・ボスキー)

「天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。生まれるのに時があり、死ぬのに時がある。・・・植えた物を引き抜くのに時がある。・・・泣くのに時があり、・・・嘆くのに時があり、・・・捜すのに時があり、失うのに時がある。・・・」 (伝道者の書3:1-6)

スマトラ沖の海底約9.6キロメートル以下のところで大地震が発生しました。インドネシアでは16万人以上もの死者と破壊があり、また、500万人以上が病に倒れていると言われています。世界は、この悲劇と大災害におびえ、無言で立ちつくした状態です。

アメリカ人であるワシントン・ポストの記者、マイケル・ドブスさんは、海を泳いでいて、津波の中で死にそうになりました。彼はこのように話しました。「それがすべて起こった速度は、聖書の場面のようでした。それは、私が今までに経験したことのないような自然現象でした。水が信じられない速さで盛り上がってきた時、私はノアの箱舟が見えてなくなるのではないかと思いました。ノアの箱舟の代わりに私は木製の双胴船をつかんでいました・・・」(www.freerepublic.com/f,ocus/f-news/1308957/posts)


イギリスの旅行客、ジェームス・スコフィールドさんは、トリコマリーの港での経験を話しています。「波はどこからともなくやって来ました。人々は叫びながら走っていました。私は人の体が道に投げ捨てられ、プールに浮いているの目にしました。・・・私は宗教的な人間ではありませんが、でもこれは、聖書に出てくるような災害だと思います。」(www.thesun.co.uk/article/0,,2004600538,00.html)

また、別のイギリス人旅行客、アル・ハワードさんは、バンダアチェの街に津波が起こったすぐ後の打撃を説明しています。「すべてがぺしゃんこになりました。まるで原子爆弾がそこに落ちたかのようでした。私は以前人々の死体を見たことはありますが、このようなものは見たこともありません。もはや、数え切れなくなりました。破壊は聖書に出てくるようなものでした。」(www.democracynow.org/article.pl?sid=04/12/29/161210)

タイの首相、タクシン・シナワトラ氏は国営放送で、次のように述べました。「私たちの国でこのような事態が起こったことは、かつてありません。」スリランカの国立災難管理センターの責任者ヘッティアラッチ氏は、「おそらく、これはスリランカで起こった最悪の自然災害でしょう。」と述べました。

イタリアの国立地球物理学研究所所長のエンゾー・ボスキ氏はこの地震は地球の回転を乱したと述べ、また、スカイTG24テレビでは、「地球全体が揺れ動いている。」と話しました。イタリアの、地球物理学・火山学の研究所の地質学者ジャンルカ・ヴァレンシスは、「これは前兆のように感じられた。」と述べました。



聖書に出てくるような災害

私たちは、聖書の光と神のみこころの観点からどのようにこの空前の災害を理解して、解釈すればよいのでしょうか。

−私たちの道のりで最初に立ち寄るべきところは、ショックと深い悲しみであるに違いありません。 思いやり、同情、涙、魂の苦悶。「まして、わたしは、この大きな町ニネベを惜しまないでいられようか。そこには、右も左もわきまえない十二万以上の人間と、数多くの家畜とがいるではないか。」(ヨナ4:11)人々の悲劇は、非常に大きく、理解しがたいほど無限のものです。

援助をする−「私たちはどのようにして援助できるだろう。」これが、次の段階ではないでしょうか。具体的には、災害救助金に献金する、生存者のために祈る、地震の余波によって傷を受け、孤児になった子供達に長期的援助に関心を示すことなどができると思います。

心の吟味−また、心の吟味も必要でしょう。私たちの心に、アジアやイスラム教徒の人々に対してさばくような思いはないでしょうか。ルカ13:1-5にあるイェシュアの言葉を思い出しましょう。「ちょうどそのとき、ある人たちがやって来て、イエスに報告した。ピラトがガリラヤ人たちの血をガリラヤ人たちのささげるいけにえに混ぜたというのである。イエスは彼らに答えて言われた。「そのガリラヤ人たちがそのような災難を受けたから、ほかのどのガリラヤ人よりも罪深い人たちだったとでも思うのですか。 そうではない。わたしはあなたがたに言います。あなたがたも悔い改めないなら、みな同じように滅びます。また、シロアムの塔が倒れ落ちて死んだあの十八人は、エルサレムに住んでいるだれよりも罪深い人たちだったとでも思うのですか。そうではない。わたしはあなたがたに言います。あなたがたも悔い改めないなら、みな同じように滅びます。」

災害に関してありのままを言うなら、それは聞くものすべてへのウェイクアップ・コール(注意を促す警笛)であるということです。インドネシア人の赤ん坊が他の国の赤ん坊より罪深いとか、またはスウェーデン人の旅行者が他国の旅行者より断罪されるにふさわしいというのは、的をはずした結論です。

ウェイクアップ・コールは、酔いから覚めた霊を前面に出すために鳴らされたものです。また、表舞台において神への恐れを生じさせるためのものです。世界は、襟をただし、注意を払うように神に求められています。ヘブル人の神に注意を払うため、歴史の主権者なる力強い主に注意を払うために。


力ある者の子らよ。主に帰せよ。栄光と力とを主に帰せよ。
御名の栄光を、主に帰せよ。聖なる飾り物を着けて主にひれ伏せ。

主の声は、水の上にあり、栄光の神は、雷鳴を響かせる。
主は、大水の上にいます。

主の声は、力強く、主の声は、威厳がある。

主の声は、杉の木を引き裂く。まことに、主はレバノンの杉の木を打ち砕く。

主は、それらを、子牛のように、はねさせる。
レバノンとシルヨンを若い野牛のように。

主の声は、火の炎を、ひらめかせる。

主の声は、荒野をゆすぶり、主は、カデシュの荒野を、ゆすぶられる。

主の声は、雌鹿に産みの苦しみをさせ、大森林を裸にする。
その宮で、すべてのものが「栄光。」と言う。

主は、大洪水のときに御座に着かれた。
まことに、主は、とこしえに王として御座に着いておられる。
(詩篇 29:1-10)

悔い改めの実−ウェイクアップ・コールというものは、神様と関係を正すために、神様ご自身がお与えになるものなのです。その警告は突然私たちを止めるものです。また、私たちの奥深いところを探り、私たちのうちに悪の道があるかを問いかけさせます。(詩篇139:24参照)


1999年8月に、ボブ・ジョーンズ(アメリカの預言的な兄弟)は、アメリカが2つのウェイクアップ・コールを受けとり、もし、アメリカがそれに意に介さないなら主がご自身の剣をさやから抜くと預言しました。9月11日のテロは一つめのウェイクアップ・コールでした。 神様は人々の心を悔い改めへと動かされようとしておられました。数カ月、教会は人々であふれました。 しかし、結局アメリカ全土において、強い愛国心が巧妙に聖書的な悔い改めを徐々に押しのけていき、心からの神への立ち返りは起こりませんでした。 率直に、現在のアメリカには9月11日のテロのすぐ後にあったより多くの祈りととりなしがあると言うことができるでしょうか。2つめのウェイクアップ・コールがアメリカに来るのでしょうか。

津波は人々の心がイスラエルの神へ立ち返るための国々へのウェイクアップ・コールです。それは、唯物論、残酷さ、ポルノ、妊娠中絶、殺人、反ユダヤ人の憎しみなどを悔い改めるためなのです。イザヤは、終末の時代

に地質学的さばきがもたらされることを指摘しています。そのさばきはより大きくなり、小さくなることはないのです。

「見よ。主は地を荒れすたらせ、その面をくつがえして、その住民を散らされる。・・・地はその住民によって汚された。彼らが律法を犯し、定めを変え、とこしえの契約を破ったからである。それゆえ、のろいは地を食い尽くし、その地の住民は罪ある者とされる。・・・天の窓が開かれ、地の基が震えるからだ。地は裂けに裂け、地はゆるぎにゆるぎ、地はよろめきによろめく。地は酔いどれのように、ふらふら、ふらつき、仮小屋のように揺り動かされる。そのそむきの罪が地の上に重くのしかかり・・・(イザヤ24:1-21)


波の中の産みの苦しみ−主の声は、燃えるトランペットのごとく鳴り響いています。産みの始まりを・・・少なくとも、産みの苦しみを知らせるために。救い主、イェシュアは終末の時代について弟子たちに語り、教えました。「そして、日と月と星には、前兆が現われ、地上では、諸国の民が、海と波が荒れどよめくために不安に陥って悩み、人々は、その住むすべての所を襲おうとしていることを予想して、恐ろしさのあまり気を失います。天の万象が揺り動かされるからです。」(ルカ21:25-26)

しかし、イェシュアは私たち信じる者たちにご自身の御約束を与えてくださいました。「これらのことが起こり始めたなら、からだをまっすぐにし、頭を上に上げなさい。贖いが近づいたのです。」(ルカ21:28)この大胆な宣言によって、私たちは勇気を出し、新たな確信が引き出されていくのです。そして、救い主がまもなく戻ってこられるゆえに、隠しきれない喜びをもって天を見上げるのです。「そのとき、人々は、人の子が力と輝かしい栄光を帯びて雲に乗って来るのを見るのです。」(ルカ21:27)イェシュアが私たちから求めているものはこれです。これこそが主の御言葉に対する私たちの応答であるべきです。

次に起こることは、国々の最後の収穫です。イスラエルの完全な悔い改め、そして、再び集められ、回復することが次に起こることです。今こそが備えの時です。今こそがとりなす時です。今こそが目の前におかれた働きゆえに私たちの腕をまくりあげる時です。私たちが恐れや思い煩いでしおれるためではなく、姿勢を正し、大いに喜ぶために、イェシュアは私たちを招いておられます。預言者や御使いたちが見たいと願っていたものを、わたしたちは見ようとしているのです(1ペテロ1:10-12)

警告−神様は10の災害をおこし、それを地にもたらしたのはご自身の手によると、顔色ひとつ変えずに宣言されました。しかし、パロはためらいながら神様のさばきに応じました。まず初めに、彼は悔い改め、ヘブル人が脱出を始めることをモーセに許可しました。しかし、その時、彼は神様の要求に従うのを拒絶しました。パロは、神を認め、従う機会を与えられましたが、結局のところ、心をかたくなにし、全能なる神がすべてのプロセスを導いておられると信じることを拒絶しました。

同様に、津波があって以来の出来事をよくよく考えていて、神様が「地上にもたらされた荒廃」と何らかの関係があるかどうか考えている多くの人々がいます。イスラエルの神、救い主イェシュアを愛するすべての人にとって、聖書の神が、過去にこの地球を揺り動かされたことを認めることは重要です。また、私たちは、神が確かに再びこの反逆の地球を揺り動かされることを認める必要があります。ですから、どれほどの犠牲を払ってもこの地を揺り動かされる神に従う決心しましょう。

アヴナー・ボスキーと妻のレイチェルは4人の息子とともにイスラエルのベエルシェバに滞在しています。彼らはファイナル・フロンティア・ミニストリーを監督し、ユダヤ人とイスラエル人のマトリクスの中での創造的な芸術、礼拝、とりなし、伝道、預言を巻き起こすために献身しています。

http://www.davidstent.org/



マオズ・パートナーの皆様へ


主はこの地球の傷を癒すため、ご自身に従う者たちに鍵をお与えになりました。

なぜこのご計画を選ばれたかは、神だけがご存知です。ご計画とは次のとおりです。 : 世界が救いの恵みの力を存分に体験するためには、イスラエルは伝道されなければなりません。

神様のご計画: 福音とは「ユダヤ人をはじめギリシャ人にも、信じるすべての人にとって救いを得させる神の力です。」(ローマ1:16)神様があがなわれ、帰還したご自身の民を受け入れるということは、世界の人々にとっては、聖書的規模の「死者の中から生き返る」(ローマ11:15)になるのです。これを信じることができますか。その意味を握りしめることができますか。

ヨエルが預言したように、神様が全人類の上に聖霊を注がれるとき、イスラエルでのリバイバルは国々のリバイバルにつながるでしょう。イスラエルの「完成」の結果は、すばらしい「世界の富・・・異邦人の富」(ローマ11:12)となるのです。

私たちは他にどのように言うことができるでしょうか。永遠のいのちに関するメッセージをイスラエルにもたらすと、世界のすべての民族は必ず影響されるでしょう! (このすべてとは、「世界のすべての家族」は彼の子孫を通して祝福されるだろうという神がアブラハムにされた約束に基づいているのは、いうまでもありません。)

私たちは、私たちが生かされている中で最もひどい災害を目撃したので、世界は今までになかったほどに、10/40ウィンドウの民族に焦点が合わせられました。これらの、ほとんど伝道されていない人々も、もちろん世界の果てまで福音を伝える神様のご計画に含まれています。

イスラエルが神様のご計画の只中にあるゆえに、私たちは、サタンがイスラエルで福音が広がるのを破壊させ、脱線させ、混乱させて、ひっくり返すために様々な霊的攻撃を仕掛けてくることが予想できます。

したがって、イスラエルで生活し、ミニストリーをしている信者たちは敵意に満ちた環境に直面しています。(とは言え、私たちが一度に1人か2人のイスラエル人と話すとき、彼らはどこの誰よりも福音対して心が開かれています!)

大きな霊的勢力がイスラエルの地で、正統派の中に入り込み、ユダヤ人信者がイスラエルに移り住むのを妨げて、イスラエル人がイスラエルの救い主に従がうという決断を下す機会を妨げようと休むことなく働きます。

非常に高い税金とともに生活費や高給職の不足(雇用があれば)は、イスラエルの中産階級に重税を課し、一握りの上流階級、そして多くの貧困層の人々はそのままにされています。(イスラエル人の子どもの40%は、貧困ライン以下の生活をしています。)2000年のインテリファダが始まって以来、すべての経済が抜本的に悪化しています。

正統派のユダヤ人会堂は、納税者によって建設され支払われています。 メシアニック・ビリーバー(信者)の施設は納税者によっては支払われず、イスラエル市にある土地と建物はニューヨークと同じ価格です。 したがって、イスラエルにある多くのコングリゲーションは、成長し、働き、メシアニック社会の必要に応えるには不十分な施設を持たざるを得ません。

しかし、すばらしいことに、制限があるにもかかわらず国中のコングリゲーションが成長しています!私たちのコングリゲーション、ティフェレット・イェシュアで、神様は奇跡を行い、イスラエル人が救われ始め、変えられ、癒されていってるのです・・・私たちはその事実の目撃者です!

そして、イスラエル人が献金をささげ、神様の約束を学ぶとき、彼らは繁栄しているのです!それを疑う余地はありません!

神様は、人間の設ける制限に左右されるお方ではありません。神様はイスラエルが救われるのを見るために、確実にその御手にご計画を持っておられます。

ご計画とは、この地に住む人々が福音を聞くのを可能にするということです。また、ご自身のメシアニック・コングリゲーションに対するご計画は、コングリゲーションが成長するために、弟子訓練や活動、宣教、訓練センターなどを行えるための建物を備えて下さるようになることです。

このミニストリーのために祈り、支えてくださっていることを心から感謝します。シオンから皆様の祝福をお祈りします!

イスラエルに住むあなたのパートナーより。

アリ&シーラ・ソーコラム