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2011年 台湾・中国アウトリーチレポート


今はアジアの時  (ここ10年間がもたらしたもの)
                                                     学院長 鍛冶川利文
 素晴らしい主イエス様の御名を賛美します。
2011年度の海外アウトリーチが多くの方々からのご支援により無事に
終えられたことに心からの感謝を申し上げます。今回のアウトリーチを
短くご報告致します。
 今はアジアの時代と言われ、アジア地域は世界の中でも最も成長を
遂げている地域の一つです。それもここ最近の10年間に急激な発展を
しているそうです。今回はその中でも特に熱いと言われる中華圏を中心に回ってきました。

台湾のリバイバル〜この10
 先ず初めに台湾に行きました。台湾は今、霊的なリバイバルの中に
あります。政治や経済は日本と同じように混迷の中にありますが、人々の心が神様に対して開き、多くの人々が教会に足を運ぶようになって
来ているそうです。私達が訪れた霊糧堂という教会には毎週何千人と
いう人々が礼拝に参加し、特に若者達の中に激しい飢え乾きが見られ
ました。土曜日の若者向けの礼拝には千人近い若者が非常に高い
レベルの礼拝を献げていました。特にこのリバイバルが限られた地域
や教会だけでなく、台北を中心に多くの教会が同じ思いで互いに協調
し合い、大規模な超教派の集会を開いたり(その中で不思議なしるしが現れた。)1万人規模の同時洗礼式を計画したり、1教会だけの発展で
なく、訪問したいくつかの教会が同じ思いで同じ祈りをささげ、同じ目的
を掲げてリバイバルを推し進めているのが特徴的でした。やはりリバイバルは個の教会のレベルでなく、全体の教会が同じ祈りをささげること
から始まる事をあらためて教えられました。台湾のリバイバルは特に
この10年前に起こった大震災のあとから顕著になり、(日本もそのようになることを期待します。)中国との複雑な関係の中で、人々の心が現世
的なものの虚しさから確かな人生の価値を求めるようになり、中国に
飲み込まれるのでなく、建国の祖である孫文や蒋介石というキリスト者
たちの精神に立ち帰り、台湾人として国の誇りを取り戻そうとする熱い
思いがリバイバルの原動力であるように感じました。

香港のリバイバル〜この10
次に香港に行きました。香港も今リバイバルの状態にあります。
香港では3つの現地の教会と1つの日本人教会を訪問しました。特に
印象深かったのは台湾と同じ名前の611霊糧堂という教会です。名前は同じですが独自の歩みをしており、名前の前に611と掲げているように、イザヤ書の61章1節の御言葉「神である主の霊が、わたしの上にある。〜」この御言葉を教会の使命としてこの世の中に示していく、その為に
明確なビジョンを掲げ、具体的なコンセプトを示し、それを教会堂の中
に目に見える形でデザインし、固い決意を持って実行していく。この
教会の牧師である張師は2001年に香港で牧会をスタートし、10年で
礼拝出席は約5千人ほどに成長し、今も急激に成長しています。
何より、そこで働くスタッフの方々から主に仕える喜びや熱い情熱が
伝わって来ました。今、香港は霊的な目覚めの時を迎えています。
他の香港にある多くの教会も成長しているそうです。何故、とくにこの10年でリバイバルといえる状況になっていったのか?以前はどこの
教会も沈滞していたそうです。それが今では様変わりしています。
その理由は、今、リバイバルしている教会はどれも香港が中国に
返還されるときに香港に残り固く信仰を守り通した教会です。香港は
植民地としてイギリスから中国へと支配が変わり、激しい移り変わりの
中、人々は何があっても変わらない価値を求め教会へとやって来ます。教会が固く立って動かされることなく福音を明確に示していくときに、
人々は神の元にやって来るのです。香港が中国に飲み込まれるので
なく、むしろ中国全体を福音化していく宣教の発信源として使命を果た
していくとき、更に香港は重要な地位を持ち、教会はリバイバルされて
行くと思いました。

中国のリバイバル〜この10
そして最後に中国本土、S市に行きました。私は16年前に1度、S市を
訪れた事があります。その時は確かに人は多く、大きな建物も建ち、
特別経済特区として発展している様子は感じられましたが、しかし、
今回あらためて訪れ、その変化に目を見張りました。道は綺麗で広く、
街路樹の緑や花が目を引きました。天にそびえる程のビル群が建ち
並び、地下鉄は近未来的な感じさえしました。しかし、気になったのは
その環境の美しさとは逆の人々の表情でした。笑顔は少なく精気はなく、特に子供はどれも甘やかされたわがままな子供の姿が目に止まりまし
た。これも中国政府が行っている天下の悪法である、「一人っ子政策」
の結果であると思います。経済の急速な発展と貧富の格差、環境の急速な近代化とモラルの問題、共産主義の政策でありながら資本主義の経済システムを取り入れ、汚職や賄賂が横行している事など、社会の
様々なところに矛盾を抱えながら進んでいる中国の現状を強く感じまし
た。そんな中、教会は驚くべき成長を遂げ、やはり中国もリバイバルの状態にあります。中国は政府が公式に認めているキリスト教信者の数
が7,000万人いるそうです。それは公認教会だけの数字ですから、
非公認の教会員の数を入れるなら、実際には1億人を軽く越えて、
人口の10%はクリスチャンがしめるほどになっていると言われています。私達が訪問した「家の教会(非公認教会)」も、どこも入りきれない程の
人が集まり、政府公認の三自愛教会の牧師でさえ教会に人々が溢れるほどに来ることを私達に説明してくれました。それもここ10年ほどの
変化だそうです。何故?これほどまでに教会は成長しているのでしょう
か?それはやはり迫害を経て、固く立つクリスチャン達の命がけの姿と、単純な信仰に奇跡をもって答える聖霊様の働きが、社会の矛盾に悩む人や、絶望している人達に希望の光となって、人々を神の元へと引き
寄せている為だと思います。
今回、訪問したどこの教会でも語られたことは、これからのアジア全体
のリバイバルには、何よりも日本が先ず立ち上がる事が必要である事。とくに日本には特別な使命があり、早く日本の教会がそのことに目覚めて欲しいという強いメッセージでした。

今回のアウトリーチに際して、個人で、又、教会全体でお祈りくださり
支えてくださった方々や、献金などで実際に支えてくださった皆様に
心からの感謝を申し上げます。また、迎えてくださった全ての教会の
皆様、通訳などで同行してくださった竹内先生や瓊姉妹にも心から
感謝を申し上げます。そして、全ての感謝と栄光を主イエス様に
お捧げ致します。ハレルヤ!


 




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